2022年9月16日、ジェイムソン・ロップは「Was Satoshi a Greedy Miner?(サトシは欲張りなマイナーだったか?)」をブログに発表し、ビットコインの創設者がネットワーク初期にコインを利己的に溜め込んだという説に真っ向から反論した。
主要データ:
- サトシは14か月間で約22,000ブロック、約110万BTC(総供給量の約5%)をマイニング
- 最大ハッシュレート能力:6 Mhps — 実測値:4.35 Mhps
- ネットワークハッシュレートの50%以上を占めていたが、2009年10月に自発的にマイニング能力を減少
- サトシのブロックのうち使われたのはわずか0.09%
- サトシの連続ブロック間隔は5分未満で、マイニングラウンド間で意図的に一時停止していたことを示唆
反実仮想分析:
ロップは2つの代替シナリオをモデル化した:
- フル稼働(休止なし): 実測4.35 Mhpsで連続マイニングした場合、~31,783ブロック / ~159万BTC — 実際の約1.5倍
- 最大能力: マシンの最大6 Mhpsでマイニングした場合、~43,829ブロック / ~219万BTC — 実際のほぼ2倍
連続ブロック間の約300秒の休止と、利用可能なハッシュレートの72.5%のみの意図的使用は、サトシが個人的利益よりもネットワークの立ち上げと分散化を優先していたことを示している。
セルジオ・デミアン・ラーナーのPatoshiパターン研究を基に、ロップの分析はサトシのマイニング行動が搾取的ではなく利他的であったことの定量的証拠を提供した。記事は次のように締めくくる:「サトシが欲張りだったと主張する人は、単に計算をしていないだけだ。」